ナショナルエコノミーというカードゲームが経営の本質にかなり近いところにあるかもしれない|Nao's Blog
コラム

ナショナルエコノミーというカードゲームが経営の本質にかなり近いところにあるかもしれない

こんにちは。Naoです。

最近は、「会社を経営するってなんぞや?」ということがテーマでセミナーや読書などインプットにいそしんでおります。

そんな中、とあるセミナー講師の方とサシで飲む機会があり、幸運にも個別コンサルをガッツリ2時間受ける機会を得ました。

個人的に、「この人からはとことん学ぶ必要がある」と感じ、いろいろ質問攻めにする中で、「○○さんはどこで経営を学んだのですか?」と聞いたところ、
ニヤリと笑って、おもむろにカバンからあるものを取り出したのです。

それが「ナショナルエコノミー」というカードゲームでした。

その方は10社近く同時に経営されていて、いくつかは売却済み。

うまく人に仕事を任せながらどんどん事業を回していくタイプの経営者です。

そんな方が「このカードゲームをずっとやってると、実際のビジネスなんだかゲームなんだかわからなくなってくる」と言い放つほどのゲーム。

それが「ナショナルエコノミー」です。

ナショナルエコノミーってなんぞや?

ナショナルエコノミーとは、「スパ帝国」というカードゲーム工房が作った経済系カードゲーム。

プレイヤーは、労働者を使い、資産を増やすための適切な行動を取り続ける必要があります

このゲームが面白いのは、「家計」という概念が存在すること。

労働者には給料を払う必要があります。

労働者に払われた給料は、家計としてプールされるのですが、プレーヤーがキャッシュを稼ごうと思ったら、家計部門に対して商売を行い、キャッシュをもらわなければいけません。

つまり、プレーヤーは自分の資産を貯め込むだけでなく、それらをしっかりと労働者に還元し、労働者を富ませ、家計の消費余力を上げなければ、結局自分のところにキャッシュが入ってこないという仕組みなのです。

簡単に言うと、自分の会社の小さな黒字だけを追い求めていると、誰も得しないので、最後はジリ貧になっていくわけです。

なので、適切なタイミングで労働者を雇入れ、支払い給与を増やしても、それ以上に資産を作っていくことが求められます。

どのタイミングでリスクを取り、どのタイミングで勝負をしかけ、どのタイミングで資産を積み上げていくか、ということを常に考える必要があるゲームなのです。

これが多少は運の要素はありますが、コツが掴めてくると最終スコアがだいたい安定してくるので、スキル次第なカードゲームといえます。

周りの仕事仲間に買わせて一緒に楽しめる人を増やしているところです。

ナショナルエコノミー鍛錬1週間で気づいたこと

このゲーム、最終スコア次第で評価がくだされます。

25点〜 不正会計が発覚し倒産
50点〜 民事再生の後、同業他社に買収
75点〜 地元で一番の優良企業
100点〜 上場企業として存続
125点〜 ハイテク分野に進出し業界最大シェア
150点〜 世界有数の時価総額

こんな感じで評価をくらいます。

で、マジで絶妙な難しさなんですよ。

目先の利益や資金繰り、借金を避ける行動ばかりとっていると全然だめ。

悔しくてやりこんだ結果、100点ぐらいはアベレージで出るようになってきたんですが、ここで得た気づきが
「選択肢を増やし続けることの重要性」です。

労働者が多いと、たくさんの給料を払わなければいけませんが、
労働者が少ないと、行動が取れません。

だからといって、目先のキャッシュを得るために労働者を使ってばかりで、
資産を生み出すための、建設系設備を建てなければ、
新たな資産を生み出すことができません。

でも、最初に労働者を増やすことも、目先のキャッシュを産まない資産を作るという行動も、
やっぱりそれらはキャッシュが減っていくので怖いわけです。

そこを乗り越えられずに、現状の範囲でひたすらやりくりしようとすると、ゲームは負ける。

勝ちたければ、目先の借金やキャッシュ不足を恐れず、未来への行動をとっていかなければいけない。

そういうゲームなんですね。

ナショナルエコノミー初回で75点超える人はたぶんビジネスしたほうがいい

もうこの本質って、「サラリーマンの固定給なくなるの怖くて行動できない人」を見ているようで。。

そこに囚われていては、このゲームで50点を取ることすら難しいでしょう。

逆に言えば、適切にリスクを取って、一回借金を抱えても、キャッシュ不足で苦しんでも、将来の目標や希望に向けて行動をしていくことが重要なわけです。

それができる人は、たぶんこのゲームでも簡単に高得点が取れるでしょうし、独立してビジネスやってもうまくいくでしょうね。

もしくはサラリーマンとして経営判断を求められる仕事をして、自分を磨いてきたか。

たかがゲーム、されどゲーム。

これで経営感覚が学べると思って取り組んでみると、多くの気付きがあると思うのでおすすめです。

ABOUT ME
nao
東京大学卒業後、メガバンクに勤務。在職中に副業としてアフィリエイトを開始。報酬が青天井の世界にのめり込み、独立。現在は、コンサルから縁を頂いた某メーカーの代表として経営実務にも従事。副業・個人事業・会社経営それぞれのフェーズで必要なマインドセット・ノウハウについて、実体験に基づく良質な情報を発信していきます。

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