独立してから、ビジネスの場で初めて会う人と
「以前の職場では何をされていたんですか?」
という話をすることはよくあります。
私の場合、前職は銀行でしたので
「前は銀行に勤めていました」
と答えます。
今はだいたいの場合、
商談の場ではWebマーケティングについて話しているので
かなりの確率で驚かれます。
銀行員だった私が、
なぜWebマーケティングをやっているのかについては、
話すと結構長くなるので、
「これからの時代はWebマーケティングかなと思って」
などと、ショートバージョンで返します。
でも、そこでひとつ気づいたことがあります。
「銀行で身につくスキルとWebマーケティングの力が組み合わさると、これって最強かもしれん。」
ということです。
今回の記事では、
銀行→Webマーケティング
という職歴をたどるとどうなるか
ということについて書いていきたいと思います。
銀行で得られるスキルとは?
「銀行で得られるスキル」なんて偉そうに書きましたが、
実は銀行に勤めたから得られるスキルというのは限定的です。
税務知識は税理士にかなわないし
会計知識は会計士にかなわないし
保険知識は保険屋にかなわないし
不動産知識も不動産屋に負けるし
法律知識も弁護士にかなわないし
経営知識も経営者にかなわないし
……
と、他より秀でるものが何一つないんです。
悲しいですね…笑
だけど、こういう見方も出来ます。
「中途半端かもしれないけど、広範囲でいろんなことがわかる。」
さらにいえば、確かに中途半端かもしれないけど
何も知らない人よりは、知識が結構深かったりします。
だから非常に
「使い勝手のいい人材」
になります。
事務処理能力はそこそこ高いので、
とりあえずなんか依頼しておけばこなしてくれる。
ですが、一つ問題があります。
「使う(=雇う)だけの金がないと、彼らを使いこなせない」
ということです。
もっというと、
「銀行員は金を生み出す人々ではない。」
これが一番のネックになるわけですね。
彼らを雇うのは、
もっとお金が潤沢にあって、
それらを効率よく運用するフェーズに入った企業だけです。
銀行員の役目は、
粗い部分を直したり
より効率的な仕組みを作ったりすることなので、
とにかく売上を伸ばしたい企業には不要な人材です。
Webマーケティング=お金を生み出す技術
一方、Webマーケターは
「売上を作る」ことができます。
そこに人の役に立つ商品さえあれば、
売れないものはありません。
・価値を感じてくれる人に
・価値のあるものを届ける
この2つの本質を実現できる
知識・スキル・ノウハウがあれば商売は成立します。
インターネットのレバレッジがかかると
びっくりするほどの売上が立ちます。
Webマーケティング×銀行員最強説
つまり、
Webマーケティング=金を生み出す
銀行スキル=生み出された金を増やしたり守ったりできる
ということなので、
これを1人でデキる人はめちゃくちゃ重宝されます。
自分で売上を上げて、
その金を企業の中で循環させて
必要とあれば銀行から資金調達をして
事業を拡大し、利益を増やしていく。
これを1人で出来ちゃえば、
転職しようが起業しようが
大体のことはうまくいきます。
気をつけるべきは
良い商品を扱うということだけですね。
というわけで、
将来に悩む銀行員はぜひWebマーケティングを勉強して実践してみてください。
人生マジで開けます。