東大メガバンクという進路は負け組なのか?その道を降りた底辺起業家が語るメガバンクの真実|Nao's Blog
コラム

東大メガバンクという進路は負け組なのか?その道を降りた底辺起業家が語るメガバンクの真実

こんにちはnaoです。

今日の記事ではタイトルの通り、「東大メガバンクという進路は負け組なのか?その道を降りた底辺起業家が語るメガバンクの真実」ということで書いていこうと思います。

このブログの検索ワードを見てたら、そういう記事あまり書いてないんですが、「東大 メガバンク 負け組」とか「勝ち組」とかそんなワードがあったり、

それで検索してみると、キーワードとしては空いていたり、経済系メディアはとにかく東大とかメガバンクのことを否定的に書くと共感得られるじゃないですか?だからそんな記事しかないわけです。

なので僕がばっちり「東大 メガバンク 負け組」というキーワードで上位表示するために書いてやろうという意気込みで今日は筆を取りました。
(「筆を取る」のキーボード版で使い勝手のいい造語ないですかね?「キーボードを叩く」だと進行形だし、「PCを開く」だとまだ執筆には遠い気がするんですよね。まあいいけど。)

東大メガバンクという進路は負け組なのか?勝ち組なのか?

さて、まどろっこしいことなしに自分の意見をぶっぱなしたいんですが、さすがに前提条件一つあるので、そこだけお話させてください。

僕は、銀行の未来、とかそういうことは抜きに語ります。
ダウントレンドであることは認識してますが、too big too failなので、切られるにしても下からです。これが残酷な事実です。

一個人としてみたときに、東大生が就職活動でメガバンクを選ぶことが勝ちなのか負けなのか、ということです。

結論を言うと、勝ち組っすよ勝ち組。どう考えても。

これからその理由を5つ述べます。

①壊滅的に仕事が出来ないやつでない限り、まあまあ出世して年収1000万円には30代半ばで到達

あくまで僕の感覚ですが、いわゆる報連相などの社会人スキルがあれば、東大卒であればまあまあな出世をして30代半ばには年収1000万円ぐらいになります。

よっぽどダメでない限り。

もちろんよっぽどダメな人もいます。

ただ「ダメだよな」と思う人でも、大体の場合、適正どおりのところにいって、そこそこの出世をして年収1000万円になっています。

②東大卒が行く部署は、基本的に優秀な人が集まるのでイカれたブラック上司に当たる確率は低い

メガバンクと聞くと「ブラック」という印象があると思いますが、そもそもイカれたブラック上司は大体駆逐されています。

さらに、イカれたブラック上司は、良い部署で上司になれませんので、東大卒の人はイカれたブラック上司に出会うことはほぼありません。

ただ、かなり運が悪いと当たるかもしれません。

運が悪くなければ、心配する必要はありません。

③メガバンの東大・京大の同期は20~30人。この中から数名が役員になると考えて良い

メガバンクの給料って、だいたいのイメージですが、

支店長・部長=1800万
副支店長・副部長=1500万
課長=1200万
その直前の役職=1000万円

みたいな感じです。

支店長になるのは同期の2~3%と言われています。

が、そもそもその年次になる頃には半数近くが転職してます。

で、学歴社会なので、東大京大という枠の中で言えばもっと確率は上がってきます。

僕のように辞めるひともいるので、その年次まで残っている東大京大卒は一桁台。

正直、枠的には支店長・部長の枠があるわけです。よっぽどダメじゃない限り。

まあ、ボケっとしててもなれるぜ、と思っている人は論外ですが、まあまあ頑張っててそれなりに結果出してれば、大体なれるイメージです正直。

あとは、ミスらないことですね。バツつくとたぶん厳しいです。

④大企業の安心感ハンパじゃない

フリーになったり、小規模な会社をやっていると思いますが、やっぱり突如不安になることがあります。

誰も助けてくれないんですよね。

失敗したら、全部自分に降りかかる。

それは、バツがついて左遷されるとか、そんなレベルじゃない。

生き死にかかわるわけです。

僕はそういうスリリングなのは大丈夫なメンタルですし、そのリスクを取らないともっと稼ぐことができないのでリスクを取ったわけですが、ふと不安にかられることも事実です。

正直、メガバンクであれば仮に潰れるレベルのことがあっても、どっかが救済します。で、東大卒だったらクビキリ対象にならないです。

⑤まあまあモテる

行内外を問わず学歴と肩書でそこそこモテます。

自分が頑張ればもっとモテます。

一般的に東大卒メガバンクが負け組と言われるワケ

上に書いたように、僕自身は東大出てメガバンクに行くという選択は悪い選択ではないと思っています。

仮に将来独立とか、別のことをしたいという意思を持っていたとしても、自分で起業する上での基礎力も身につくと思っています。

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それでも、一般的にはメガバンクは負け組といわれることも多いです。

その理由も一応抑えておきましょう。

①東大卒だったらもっといいところを狙える

これは、上を見れば事実なんですよね。

ベースで収入が高い総合商社とか大手不動産とか、外資の金融やらコンサルやら。

そこに就職活動で受からなかったからメガバンク来た、っていう人の方が圧倒的に多いですね。

僕も商社とか外資は全部落ちましたし笑

まあ、これは仕方ないんじゃないでしょうか。

昔、合コンで「その学歴でメガバン行く?」と酔った女に怒られたこともあります。

②銀行自体が斜陽

「銀行自体がオワコン」

「あんなところへ行っても学びなんてない」

という指摘はよく受けますよね。

銀行オワコン説は、未来の話なのでわかりませんが、完全に新しいインフラに取って代わられるのか、銀行の情報と資金力というアセットを使って新しいインフラをきちんと飲み込むのか、によって大きく変わりますね。

ぶっちゃけ、組織体制だったりシステム的には、オワコンと悪口を言われても仕方ないような面がたくさんありました。

問題は、金融庁に怒られてしまうのを怖がるために、新しい技術を積極的に取り入れられない考え方なのかなという気がしていました。これは元若手のいち意見としてですね。

ただ「学ぶことない」ってのは嘘だと思います。学んだことはたくさんありました。そう言ってる人は大体メガバンクで働いたことない人でした。

③若手は仕事に裁量がない

これですね。

特に東大卒が行くような部署は、大手を相手にするところだったり、銀行の経営を担う部署になりがち。

そうすると、若手の意見が通って、それを自分の責任で、自分のやり方で進める、ということは、組織論上不可能だったりします。

僕はそれがつまらなすぎたのが、独立した理由の一つです。

僕が見た東大卒メガバンク中の人の圧倒的勝ちパターン

そんななか、僕がみた東大卒メガバンカーの圧倒的勝ちパターンは、

支店→官公庁→M&A部署→MBA取得→経営企画

という人。

こういう花形を歩める可能性があるなら、周りのどうでもいい意見を無視して、メガバンクに突っ込むのもいいと思います。

こういう経歴を歩めれば、転職時も下手に外資でバリバリやってましたっていう高コスト人材よりもウケが良さそうですし、転職しなくても銀行内ではオラオラできます。

Naoはどうだったのか?

さて、偉そうに語っている僕はというと、さっき紹介した圧倒的勝ちパターンの人に憧れて、

支店→官公庁→M&A部署まで行ったのですが、

そのあとアフィリエイトで独立というドロップアウトプレイを楽しみました。

仕事は結構がんばっていたので、まあまあいい線行ってたと思います。

上にも書きましたが、いい線行けば行くほど、若手はつまらなくなるんですよ。

若手なんだから、リスクとってワクワクする仕事したいじゃないですか?

でも東大で仕事できてると、往々にしてあまりリスクをとらないところにいきます。

僕がもし支店でずっと営業だったら、待遇の不満はあれ、副業しながら楽しくやっていた気がします。

webマーケティングも詳しい売上作れる銀行の担当者なんて、おもろいように契約取れそうじゃないですか?

結局、どこに基準を置くかの問題。あたりまえだけど

最後、逃げみたいなことを書きますが、結局はどこを基準とするかの問題です。当たり前だけど。

年収3000万円を勝ちと基準に置くなら、外資系以外はだいたい負け組です。

あとは出世して役員になる確率論の問題。

やりがいとか仕事のワクワク感ということでいえば、若手は常に負け組です。得難い経験にはなると思いますが。耐えられなければプライベート充実させるか副業しましょう。

ただ、世間一般の基準で言えば間違いなく勝ち組だし、
同じ東大卒のなかでいってもバランスはいいので勝ち組と言えると僕は思います。

メガバンクアンチ組に負けないようにしましょう。

基準は自分自身に置きましょう。

金とスキルがほしければ、副業すればいい

ただ、ここで思うのは、副業でプラス年収1000万円くらいあれば、超いいわけですよ。

webマーケティングで売上作れるなら銀行辞めても引く手あまただし。

あと、マーケティング視点もってると、どこにいても役立ちます。

銀行もビジネスなので、お客さん見つけて売上建てなきゃいけないわけです。

証券会社いたとき、ホントはいろいろやりたかったんですけど。。

まあ、あんなリソースあって余裕のある会社、バケモノですわ。中小零細からすれば。

話は飛びましたが、よくビジネスマンの必須スキルで「IT・英語・会計」といわれるじゃないですか?

どのレベルまで求めるかによるんですが、ITも会計も徐々にツールが代替する世界になってきます。

でも、使いこなせる知識がないとツールは意味を持ちません。

僕は、銀行に勤めながらアフィリエイトで独立するまで副業をやりこんだことで、ITと会計をかなり高いレベルで使いこなせるようになったと思っています。

英語は、もう選択の問題で、基本的に今は場所に縛られない生活なので、1ヶ月とか留学いけば、過去の蓄積がうまく脳の神経回路につながって喋れるようになると思っています。

結果的に、結構ハイレベルなビジネスパーソンの出来上がりなわけです。

だから僕は、銀行を進路に選ぶ人は、ガンガンアフィリエイトやったらいいと思うわけです。

ABOUT ME
nao
東京大学卒業後、メガバンクに勤務。在職中に副業としてアフィリエイトを開始。報酬が青天井の世界にのめり込み、独立。現在は、コンサルから縁を頂いた某メーカーの代表として経営実務にも従事。副業・個人事業・会社経営それぞれのフェーズで必要なマインドセット・ノウハウについて、実体験に基づく良質な情報を発信していきます。

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