いわゆる「仕事」に従事する人で、おそらく暇な人は日本にほとんどいません。
だれしも、自分は忙しいと思っています。
「忙しい」という言葉は「心を亡くす」と書きます。
僕は自分自身「忙しくありたくない」と思っているので、この言葉を使うのは嫌いですが、それでも「やらにゃいかんことが多いな」と思うことは多々あります。
で、だいたいのことは、まあまあ本当にやらないといけないことだったりします。
でも、あれをやらなきゃと思ったら、一方でまた脳みそを違う方向に使わなければいけないような仕事が出てきたり。
いろいろタスクを書き出してみたけど、どれから手をつけたらいいかわからなくなったり。
本当はやればすぐ終わりそうなんだけど、なんかPCの前でボケっとしちゃったり。
これ、誰でもそうなります。
あなたがナマケモノなわけでも、能力が低いわけでもありません。
人間の脳みそは、マルチタスクをこなせるように出来ていません。
脳科学的に証明されています。
関連リンク↓
「人間の脳はマルチタスクに向いていない」
まあだからといって、マルチタスクをあきらめていたら、仕事が出来ないわけです。
じゃあどうするか。
それについてオススメのやり方を紹介していきます。
マルチタスクはあきらめる
マルチタスクのやり方を紹介する記事の最初の段落で「マルチタスクをあきらめる」というのは、僕がこの記事を書くことをあきらめたわけではありません。
マルチタスクは「マルチなタスク」が存在するのではなく、「シングルなタスクの集合」なわけですから、ひとつひとつのタスクをシングルとして認識しましょう、ということです。
自分でタスク整理をしてみると「うわーマルチタスクだー。やべー。」と慌てふためきたくなるのですが、違うんです。
結局できるのは、ひとつのことなので、そこに集中すべき。
たとえば、
・記事を書く
・動画を作る
・請求書を出す
・
・
・
といろいろあったとして、今やるべきはどれか、というのを声に出します。
で、「記事を書く」と声を出したなら、他のことは忘れます。
頭から消し去ります。
そして、記事を書くフェーズに入ります。
そのとき、「記事を書く」という漠然とした認識しかしていないと、あまり良くありません。
記事を書くには、リサーチをしたり、構成を考えたり、いろいろな工程が存在します。
そういうときは、「記事を書くために、今はリサーチをする」と声にだした上で、リサーチをします。
そうやって、工程を一つ一つ潰していくことが、マルチタスクの海の中で生き抜く術になるのです。
あ、とはいっても、オフィスなどで働く経営者やサラリーマンは、誰かから話しかけられたら作業を中断して笑顔で対応しましょう。
自分の作業に没頭して、他の人からの相談を受けられない人は、能無しの印象を受けてしまいますので。
作業を中断して、また誰かの相談を受けると、マルチタスク度合いがまたあがってしまうのですが、ちゃんと声にだして今やるべき作業を頭の中に明確化していれば、すぐにその作業に戻ることができます。
誰かから受けた相談は、todoリストに忘れずに記載しておけばOKです。
todoリストを減らすことだけを考える
もしあなたがこれまで、自分のtodoリストを見て「うわーやることいっぱいだー。マルチタスクだー。やべー。」と思っているタイプだとしたら、まずはtodoリストをシンプルにすることを考えるべきです。
todoリストがずらーっとある状態は、たぶんなんですが、人間の脳とモチベーションに悪影響です。
「todoリストを溜め込んでる自分」って、すごく自己評価下がりません?
僕はその状態が嫌なので、締切とかヤバイやつ以外は、とにかく簡単にtodoリストから消すことができるやつから消していきます。
基本的には「優先度高い仕事からこなしていく」という作業の効率化よりも、「todoリストを少ない状態にしておく」ということのほうが、自分の脳にいい影響を与えます。
最初の5%でいいからまずやる
それでも、なんとなくPCの前で作業に入れずにぼーっとアフィリエイトの報酬画面見たりニュース読んだりしてしまうことがあると思います。
なんか手がつけられない。あーやらなきゃ、みたいな。
その場合、ちょっとだけとりあえずやる、というのがオススメです。
ちょっとだけでいい、と思えば、とりあえず手をつけることができます。
これはよく言われる方法ですが、個人的には効果テキメンだと思いますね。
まとめ
マルチタスク解決方法について書いてきましたが、要点は「細分化」「シンプル化」です。
どんなものでもそうですが、むずかしく考えるとむずかしくなります。
基本的にビジネスはシンプルです。
世の中の大抵のことはシンプルです。
本当にむずかしいものは、抽象度の高いアカデミックな世界ぐらいにしかないと考えてOKです。
だからとにかくシンプルに。
マルチタスクなんて存在しません。
気楽にシンプルにビジネスしましょう。