今回は、最近よく思う起業論についてです。
この記事は
「起業しよう!」
「起業しちゃった!」
という人に向けて書く記事です。
「起業できたら良いな」という人は、もう一歩前の段階が必要なので、今度別記事を書きますね。
では、本題へ。
稼ぎのネタさえあれば、資金調達とマーケティングとコミュ力でなんとかなる
見出しの通りなんですが、ちょっとずつ解説していきます。
前提
まずは、売れれば黒字がでる価格構成をした商品があることが前提です。
得れば売るほど赤字になったり、年間10万個売っても人件費と家賃を回収できないような価格構成のもので起業するのは不可能に近いです。
粗利(=定価ー原価)が定価の60~70%ぐらいあるとよいです。
逆に言えば、原価率が40%以下、ということですね。
もちろん、原価率が低ければ低いほど有利です。
原価率20%以下だと、ビジネス的には買ったも同然な感じですね。
なので、原価率がほぼ0%である、情報起業(=コンサルビジネスor情報商材ビジネスor士業etc)は最強に近いビジネスだと思います。
起業家の資金調達
資金調達というと、スタートアップがベンチャーキャピタルから数千万、数億の調達をすることをイメージする起業家は多いと思います。
「VCからお金入れてもらって〜」みたいなことを誇らしげに語る起業家は結構いたりします。
たしかに、投資家側も大きなリスクを一緒に取ってくれるわけですから、期待されているということでもあります。
ですが忘れてはいけないのは、VCからお金をもらうということは、起業家にとって一番大事な「自分の会社の道は自分で決める」という権利を他人に渡すことになる、ということです。
結構、しんどそうな人が多いです。大人なお金を入れてもらっている起業家は。
それで、僕のここ最近の気づきなんですが、日本はかなりチャレンジするには恵まれた環境です。
どういうことかというと、創業融資が本当にハードルが低い、ということです。
例えば、ちゃんとした事業計画を作ってやっていくと、1500万円ぐらいを2〜3%の金利で借りられます。
最大7年で借りられるので毎年払わないといけないのは
・元金の返済で約220万円
・金利の支払で約40万円(年々減っていきます)
合計毎年約260万円を銀行に返す必要があります。
月々の計算でいけば約22万円くらいです。
この22万円というのは、
月間の「売上」から「原価」をひいて「人件費や事務所費」をひいて、残ったお金から払えばいいわけです。
要するに営業利益から払うということです。
たとえば、定価1万円で原価2000円の商品を作ったとしましょう。
人件費と家賃などの固定費が100万円としましょう。
そうすると、「100万円の固定費+22万円の銀行返済」を粗利で稼ぐ必要があるので、10000円ー2000円=8000円で割ってみると、150個くらい売れる必要があるわけです。
「月に1万円で原価20%の商品を最低150個売る」この状態を作れれば、1500万円の借り入れをしても大丈夫なわけですね。
ただ、覚えておくべきは、「月に1万円で原価20%の商品を最低150個売る」という状態は、今の段階で達成していなくても大丈夫なんです。
もっといえば、借りた1500万円を使って、この状態を達成してしまえばいいわけです。
起業家のマーケティング
そこで、重要になってくるのがマーケティングスキルです。
定価1万円で、原価20%。でも自分が起業して人生をかけたいと思うほどの商品です。
1500万円という大金があれば、一瞬で世の中に広めることが可能です。
簡単なところで言えば、
・自分でワードプレスのテンプレートなどでホームページを作って
・自分でコンテンツを書いて商品の見込み客を集める集客記事を書いて
・腕の立つ業者にLPを作ってもらい
・腕の立つ業者に広告運用をしてもらう
これで1日10個とか普通に売れていきます。
だって、アフィリエイターは普通に1日30個とか50個とか、人の商品を売っているわけです。
自分で作った自分の商品を、そのくらい売れなかったら、世の中おかしいですよ。
つまりは、ウェブマーケティングが重要なんです。
起業家のコミュ力
ですが、やっぱり商品を作るのは一筋縄では行きません。
問題は、買った人からクレームを言われることです。
あなたが1万円の価値があると思って売った商品を受け取った人が、1万円以上の価値を感じられなければ、その商売は長く続きません。
いずれ悪評がたち、窮地に立たされます。
クレームが出ることは仕方がないことです。100%の人が満足するものは作れません。
そのクレームをしっかりと次につなげ、より改善していくことが必要なんですね。
クレームをくれるお客様は、神様です。
何より重要な、自社サービスの改善点をタダで教えてくれるわけですから。
なんなら、そのために、購入代金と同額をお支払いしたってよいわけです(=返金保証)
ここで重要なのがコミュ力になるんですね。
クレームを言ってきた瞬間のお客様は、大体の場合、怒っています。
その怒っている人を、上手になだめて、自分の悪かったことを教えてもらい、スッキリしてもらい、なんならまた今度よくなるんだったら買ってみようかな、なんて思ってくれるぐらいまで、上手にコミュニケーションが取れれば最強です。
まとめ
非常にシンプルにいろいろとハショりながら書きましたが、
稼ぎのネタを作って→資金調達して→マーケティングがっつりやって→顧客の声を聞いて成長していく
という流れをしっかりやっていけば、結構うまくいきます。
資金調達やウェブマーケティングは、専門家に聞きましょう。
はい、僕にお気軽に聞いて下さいね。
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