2016年4月頃からGoogleアドセンスの審査が厳しくなりました。
これからアドセンスを始めようという人にとっては、大きなハードルになっているみたいですね。
実は最近、あたらしくアドセンスをはじめる友人と共同でサイトを運営することになり、その友人のアドセンス審査の面倒もいろいろみたのですが、なんと7記事で審査を通すことができました。
周りの話を聞いたり、ネットの情報を見ていくと7記事で審査が通るのはなかなかレアケースのようです。
今回の記事では、
・7記事で審査を通したブログがどのようなものだったのか
・そこから推測されるアドセンスの審査基準
この2点についてまとめました。
アドセンス審査が通らなくて困っている人は、ぜひ参考にしていただければと思います。
7記事で審査を通したブログとは?
7記事で審査を通過したブログがどのようなものだったか。
4つの切り口でポイントをまとめました。
1記事あたりの文字数は?
文字数は1記事あたり3000文字以上になっていました。
一般的に、いまアドセンス審査で必要な記事数は30記事と言われています。
ただ、その場合の1記事の文字数は1000〜1500文字を想定していると思われます。
7記事で3000文字ですから、総文字数でみれば、一般論に近いですね。
ただ、文字数が多ければ評価されるわけではありません。
情報量はありますが、大事なのは「読み手が価値を感じるか」という点です。
その観点でいえば、「タイトル」という「質問」に対して、「記事本文」という「回答」がしっかりと十分な水準になっていることが重要です。
その点は意識して記事を書きました。
画像
画像は、shutterstockなどのフリー素材を使っています。
重要なポイントは「著作権の侵害」にあたらないかどうかです。
審査というぐらいですから、そもそもGoogleがアドセンスをやる上で「やっちゃダメ」といっていることをやってはいけません。
芸能人の画像とかはもってのほか。
でもだからといって、画像がないサイトって、変だと思いません?
無料でも著作権フリーの画像をダウンロードできるサイトはたくさんありますので、ぜひそういったサイトに登録して、著作権フリーの画像を使いましょう。
アイキャッチ画像がなかったら変ですもんね。
アドセンスポリシー
アドセンスポリシーの順守は絶対に必要です。
アドセンスポリシーについてわかりやすくまとめた記事はこちらを参照ください。
で、これは当然やるべきことなんですけど、意外とやっていない人が多いのが固定ページで「アドセンスポリシーに準拠していることを示す」ページを作っておくこと。
こういうやつです↓
アドセンスポリシー
・Google を含む第三者配信事業者はCookie を使用して、当ウェブサイトへの過去のアクセス情報に基づいて広告を配信します。
・DoubleClick Cookie を使用することにより、Google やGoogle のパートナーは当サイトや他のサイトへのアクセス情報に基づいて、適切な広告をユーザーに表示できます。
・ユーザーは広告設定で、インタレストベースでの広告掲載に使用されるDoubleClick Cookie を無効にできます(また、aboutads.info ページでは、インタレストベースでの広告掲載に使用される第三者配信事業者のCookie を無効にできます)。第三者配信による広告掲載を無効化していない場合は、サイトへの広告配信にGoogle 以外の第三者配信事業者や広告ネットワークのCookie も使用される可能性があるため、その点についても次の方法でサイトのプライバシーポリシーに明示する必要があります。
・第三者配信事業者や広告ネットワークの配信する広告がサイトに掲載されることをユーザーに明示します。
・配信事業者や広告ネットワークの適切なウェブサイトへのリンクを設定します。
・これらのウェブサイトにアクセスすればインタレストベースでの広告掲載に使用されるCookie を無効にできることをユーザーに明示します(配信事業者や広告ネットワークがこの機能を提供している場合)。または、aboutads.info ページにアクセスすれば、第三者配信事業者がインタレストベースでの広告掲載に使用するCookie を無効にできることをユーザーに案内します。
これ抜けている人が多いんで、しっかりやったほうがいいです。
そのほか、利用規約やプライバシーポリシーもしっかり載せた方がいいですね。
これは「私のブログはこういう指針でしっかり運営しています」というアピールです。
ちゃんとやってますアピールは多いに越したことがないので。
テンプレート
個人的にはこれが一番重要なんじゃないかと思っています。
TCDさんのテンプレは洗練されていて、ぱっと見、副業で個人がやっているようなサイトと思われることはほとんどないです。
この辺りが
・文字をしっかり読んでもらい
・関連記事にも飛びやすい
という点で、おすすめなテンプレートです。
日本語のサポートがついてるのも嬉しいですね。
推測されるアドセンス審査基準
一般的に30記事必要と言われ、それどころか30記事書いても通らないブログがあるなか、たった7記事で審査を通ったブログを改めて見てみて審査についておもったことを書いていきます。
社員の目視
確実に言えるのは、「審査はGoogleの担当者が目視で行っている」ということです。
「当たり前だろ!」というツッコミも聞こえてきそうですが、このこと意味をちゃんと理解する必要があります。
Googleの社員は、Googleの利益のために仕事をします。
Googleのアドセンス事業において、Googleは2つのことに注意しなければいけません。
・広告を任せてくれる企業にとってプラスになるか。
・検索でGoogleを使ってくれる人にとってプラスになるか。
Googleがお金を稼げるのは、広告を出してくれる企業がお金を払ってくれるからです。
企業がお金を払うのは、Googleを使う人が多くて、広告効果があるからです。
なので、その間に立つ私たちサイト運営者は、同様に2つのことに注意しなければいけないんです。
・検索ユーザーにとって好ましいサイトか?
・広告主の企業のブランドを損ねないか?
たとえば、あなたが検索ユーザーで「東京駅 おすすめ ラーメン」と調べたとします。
それで「東京駅周辺のおすすめラーメン店まとめ」みたいなタイトルでクリックしたとしますよね。
それなのに、
・紹介されたラーメン店が一つしかなかったら?
・札幌駅のラーメン店が紹介されていたら?
・誤字脱字だらけで全然読めなかったら?
・ラーメンまとめブログなのに記事が一つしかなかったら?
・真っ白な背景に装飾も写真もなく文字だけしか書いてなかったら?
読む気失せますよね?
これをやっちゃいけないんです。
こういう観点でGoogleの中の人が主観で判断している、というのがアドセンス審査の現状なんです。
大事にすべきは「違和感」
でも、別に完璧にユーザーを満足させるクオリティのものしか通らないわけではありません。
それだと、アドセンス審査なんて誰も通らなくなりますから。
アドセンスやってくれるサイト運営者がある程度増えないと、Googleも困ります。
大事なのは
「このサイトいいね!」っていうプラスの印象じゃなくて
「このサイトはちょっとな…」っていうマイナスの印象を与えないということなんです。
なかなか審査に通らない人は、似たジャンルのブログをよく研究してみてください。
きっと、自分のブログのおかしいポイントが見つかるはずですよ。