最近、ヤバイものを見つけてしまいました。
http://rev84.github.io/NationalEconomySolo/
以前に書いたこの記事↓
>>ナショナルエコノミーというカードゲームが経営の本質にかなり近いところにあるかもしれない
で紹介したゲーム、「ナショナルエコノミー」の点数とかを自動計算してくれるシステムを見つけちゃいました。
スマホのブラウザからでもできるので、移動時間はだいたいコレやってます。
パンパンできるので、いろんな試行錯誤が出来ます。
だんだん上達してきて、ソロプレイで100点を切ることはそうそうなくなったので、そのノウハウと、そこから学んだ経営観についてシェアしたいと思います。
戦略の前提となる考え方
もちろん、カードゲームなので、カードの引きの順番など運に左右される部分もあります。
ですが、根底に、うまくいくための考え方をセットしておく必要があります。
このゲームで勝つには、
・行動回数を多くする
・選択肢を多くする
・付加価値を大きくする
という3つの方針をバランスよく、その時の状況をみながら優先順位をつけながら実現していく必要があります。
では、それぞれについて見ていきましょう。
行動回数を多くする
行動できなければ、結果は生まれません。
たくさんの結果を得たければ、たくさんの行動ができるようにする必要があります。
ゲームにおいては、労働者を雇うということです。
労働者を早い段階でMAXまで増やすことで、ゲーム全体でトライできる行動回数が大きく増えます。
なので、労働者を増やす「学校」へは、最初の数回は必ず労働者を配置するようにします。
選択肢を多くする
いくら行動回数が増えても、適切な行動をしなければ意味がありません。
適切な行動をするには、なるべく多くの選択肢をもつ必要がある。
ゲームにおいては、カードをたくさん取得できる体制を早めに整えるということです。
ここで注意すべきは、稼働にコストのかかるカード、たとえば自動車工場などは、場合によっては使いづらいということ。
またはじめのうちに立ててしまうと、結局、売却を免れないので、最終加点のときにそもそも山札にカードがない、なんてことになるとつらいです。
身の丈にあった設備を整え、適切なタイミングでレベルアップしていくことが重要です。
付加価値を大きくする
このゲームは、基本的には設備を建設しなければ点がとれません。
なので、早い段階で二胡市建設を作ることをおすすめします。
必ずしも強いカードじゃなく、コストが2や3の設備でも、二胡市をフル稼働させてバンバン作って、売却していく流れがよいです。
要は、金のなる木を早く作ろう、ということですね。
現実世界にあてはめてみる
これを現実の経営にあてはめて考えてみましょう。
人手が足りないと大きくなれない
一人でやっていては、事業は大きくならない。
当たりまえの話です。
これにはやはり外注化、もしくは採用が必須です。
リアルビジネスは特に、必ずどこかで労働力の限界が来ます。
その状態に気づかずに、自分や、自分たちだけでなんとかしようとすると、体を壊します。
あと、忙しすぎて外注を教育する時間や、採用をする時間がない、みたいになるのもつらいですね。
労働力の部分は、適切に仕事をシェアしながら、まあまあの残業時間くらいで回る感じにして、損益計算しながら必要経費として投資していく必要があります。
打ち手がないと成長できない
売上をあげようと思ったときに、取れる施策をたくさん持っておく必要があります。
通販、飲食店、webサービス、などなどいろんなサービスが世の中にはありますが、大体どれも勝ちパターンは情報として転がっています。
通販なら、webサイトの改修だったり、CRMの充実だったり、楽天やAmazonへの出店だったり、などなど。
この辺はお金を払ってでもノウハウをとりにいったほうがいいですね。
あとはうまくいってるところのをどんどんパクる。
キャッシュを生み出せないと維持できない
やはりコレに尽きるんですが、お金を生み出す仕組みを作らないとしんどいです。
赤字でも、良いサービスだからといって、出資を募ってお金をひたすら燃やしながら進むというのもあります。
実際、創業してから毎年赤字なのに、上場して資金調達に成功するケースもあります。
いやあ、大変そう…笑
将来、市場を独占したり、人々の生活になくてはならないサービスになりそうであれば、たしかに勢いで広めて使ってもらって、そこからうまくマネタイズしていくというのは、ありえます。
でも、それって資金入れてもらえなくなったら終わりで、倒産なわけです。
まあVCが入るようなものはそう簡単に倒産しないと思いますが。
それよりも、なるべく初期の段階から、お金を稼げる仕組みを持つこと、黒字にすること。絶対にコレが重要です。
ナショナルエコノミーでもラウンド5、6くらいからは黒字にしていかないとダメですね。
まとめ
なにがいいたいかと言うと、ナショナルエコノミーみんなやったほうがいいよ、ってことです。
自分の持っているリソースをいかに増やすか、いかにうまく使うか、ということをしょっちゅう考えるようになるので。
いずれ経営に携わる予定の人は、以下のリンクから遊んでみると良いです。
http://rev84.github.io/NationalEconomySolo/