こんにちは。Naoです。
今日は、起業について思ったことをつらつらと書いてみたいと思います。
最近、さまざまなタイプの「起業家」に会う機会があり、掲題の
「スモールビジネスとスタートアップ」という対比がすごく気になっていました。
僕はアフィリエイター(個人事業主)でかつベンチャー的通販の代表を務めていることもあり、少し独特な立ち位置にいると思っています。
そんな立場から見た、掲題の3者について、だらだら書き連ねたいと思います。
スモールビジネスとスタートアップの違い
聞いたことあるようでないような、
意味がわかりそうでわからないような、
この2つの言葉。
スモールビジネスとスタートアップ。
これについてすでに定義づけてくれている人がいます。
個人的には、スモールビジネスだって上場目的にしたっていいし、あまりに2項対立によりすぎている印象はありますが、やっぱりこんな感じなのだと思います。
アフィリエイトはスモールビジネスをビッグビジネスにし得る
スタートアップは、アイデアやビジネスモデルに一定の勝機が見出される限りにおいて、莫大な資金を投じて一気に成長させることを目指します。
では、スモールビジネスはそれができないかといえば、そうではないはず。
最近、資金調達プロというサイトをM&Aで売却してちょっと有名になった元アフィリエイターがいます。
https://found-er.com/president-column/1/
この方。
現在はファウンダーという起業家と投資家のマッチングサービスを運営している方です。
で、この人が売却したサイトは6億円以上で売れた訳です。
アフィリエイトサイトです。
パッと見プロが作ったサイトっぽいです。
でも、このくらいだとそこそこの腕のエンジニアに外注できればそんなに費用もかけずに作れちゃったりするんですよね。
僕は心の底から、「この人、マジでやるな」と思っていて、すごいなと思っています。
(サイト名とか金額とか暴露しててNDAとか結んでないのかな?という疑問はあります。)
というのも、さきほどシェアしたスライドをみると、
スモールビジネスは低成長だが安定的
スタートアップは赤字に潜ることもあるが、爆発的に成長しエグジット
と対比されてるんですが、
このサイトM&Aを見ると、
「いやいや、スモールビジネスでも化けとるやん」
と突っ込みたくなるわけです。
っていうか、はっきりいって、これだけの人がスマホ使ってて、Web広告もひたすらたくさん種類があって、金さえあれば全国民に自社サービスを拡散できるこのご時世。
スタートアップもスモールビジネスも、爆発力という意味では変わらないし、こうやって分類することの意味があるんだろうか?と疑問に思ったわけです。
テレビで話題の青汁王子さんも、アフィリエイターから通販事業者に転身し、アフィリエイトシステムを駆使しまくって売上を爆発的に伸ばして、100億円規模のビジネスにしているわけです。
ここで、
「なにいってんだ?スタートアップってのはな、人々の生活を根底から変えるようなイノベーティブなサービスを作る革新的な起業のことをいうんだよ!」
という人がいたら、
そういう理解であれば、まさにおっしゃる通りだと思います。
おそらく、だからこその先にシェアしたスライドなのだと思います。
ですが、僕が最近たまに会うスタートアップ起業家には、明らかにそういう大志がなく、なんだかよくわからない感じになっている人が多いのです。
スタートアップ起業家?ってどうなのよ
・アプリ作れます
・シェアの時代だ!
・マッチングの時代だ!
・世にない新しいサービスだ!
そういって、パワポで事業計画を作り、投資家からお金をもらい、事業遂行資金に充てる。もしくは充てたい。
そういう人が多い。
もちろん、そこから成功していく人もいるでしょう。
だけど、投資家の金を食いつぶして、消えていく事業もまた多いのです。
投資家も金余りの時代だから、AIとかビッグデータとか、そんなキーワードに食いつくという現状も、金融機関時代に目にしてきました。
(当時、名前に「えーあい」と空耳できる部分のある会社の名前を聞いたVCキャピタリストが「ん!?AI!?」と目を輝かせて食いついてきたのは面白かったです。)
僕は、いまだから暴露するけど、副業時代に広告アフィリエイトをはじめてうまくいかなかったとき、
300万円の借金をしました。
銀行員だったのに、です。
返さないと死ぬと思いました。
なんど記事を書き直しても、クリエイティブを作り直しても、なかなかうまく行かなかった頃。
「これでダメなら諦めて、ブログで少しずつ稼いで借金を返していこう」
そうやって、自分の中で退路をたったわけです。
記事を書き直しまくり、クリエイティブを作り直しまくりました。
結果、その300万円は2週間で返せたんです。
スタートアップ起業家の人は、投資家から預かったお金を、「せめて同額で返さなきゃ死ぬ」と思ってちゃんと運用できますか?
投資家の人は、そういう気概のある人に金を出していますか?
そんな微妙な雰囲気を最近感じていたのです。
ビジネスはとどのつまり所詮「金儲け」
そもそも、ビジネスはつきつめれば「しょせん金儲け」です。
なんか、「投資家からお金出してもらって、それで広告費ぶち込んで面とってしまえば勝ちや〜」みたいに思ってるふうな人多すぎやしない?気のせい?
投資家も、そんなのにお金出したらダメっすよ。
だったら僕に出してよ。
ちゃんとまあまあ増やすから。
広告費打たなくても黒字になるモデル作って、PDCA回して顧客満足高めたらアフィリエイターのプライドにかけて適切に広告費かけてまあまあスケールします。
ニッチビジネスでも地道に広宣活動していったら市場は広がります。
そうすると10億ぐらいいって、そこから上手に経営して20億くらいにすれば案外上場できたりします。
ってまあ、別に僕もまだ実績あるわけではないんですが。
でも何より大事なのが、「最初から黒字になるビジネスモデル」を出すということだと思うんですよ。
結局、ビジネスは金儲けで、「今は赤字でも良い」なんてことは、基本的にはないはずです。
ましてやインターネットのおかげで、ありとあらゆるものが効率化を図れるわけで。
「最初は赤字で良い」というのは甘えでしかない。
原理原則学ぶならアフィリエイトが手っ取り早いよ
とまあ、えらそうに書いてしまいましたが、僕はこういう商売の原理原則チックなことをすべてアフィリエイトから学びました。
アフィリエイトは、Webマーケティングのマネタイズの一種です。
派手めにWebマーケティングしながらアフィリエイトでマネタイズしてると、1日に自分の扱ってる案件を自分から30人とか購入したりします。
それがリアルタイムでポンポン数字が上がっていくわけです。
師匠の見よう見まねでようやく成約が出始めた頃は、数字としか思ってませんでした。
次第にその数字を「人格」とみなすようになりました。
「日本のどこかで誰かがiphoneで僕の書いた記事を呼んで、クレジットカードを財布から取り出し、自分の住所を入れ、その場で商品を買った」
そんなシーンを1日30件とか体験するわけです。
そりゃ、人がいつ金を払うかとか、いやでも考えるようになるし、分かるようになる。
「サブスクリプションモデルにして広告をばらまいて〜」っていう発想も良いけど、ほんとにそれ金払う?っていう考えは、とても大事だよなと。
だから、僕の密かな夢は、アフィリエイター出身の商売感覚に優れた起業家がたくさん生まれて、地に足ついたビジネスがたくさん生まれて、そんな起業家と楽しくつるんで、みんなで思いついたスモールビジネスをぽんぽん作って黒字化させて、その中の一つくらいすげーうまくいって、ユニコーンとか上場企業とか生むようなところまでいけたらいいな、っていうことです。
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